正しいマスクの付け方

例年、11月下旬から2月頃にインフルエンザは流行しています。
インフルエンザは、感染力が非常に高いことで知られています。実際、毎年日本では約1千万人、約10人に1人がインフルエンザに感染しています。
主な感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」の2つがあります。
原因となるウイルスを体の中に侵入させないため、周囲の人への感染を防ぐために、看護師はマスクを装着します。しかし、このマスクの付け方にも注意が必要です。

まずは、マスクの表裏・上下を確認します。表裏はメーカーによって異なりますので、パッケージを確認しましょう。
そして鼻の付け根にマスクを当てあごまで覆ったら、耳にマスクの紐をかけます。このとき、ノーズグリップを鼻筋に合わせて曲げて、鼻のまわりに隙間ができないようにすることがポイントです。
また、頬のあたりはマスクとの隙間が空きやすいので、手でおさえて顔になじませます。つけ終わったら深呼吸し、空気の漏れがないか確認しましょう。
眼鏡を掛けていてレンズが曇ってしまう場合、正しくマスクがつけられていない証拠なので、鼻の部分とマスクの間に隙間が空いていないかもう一度確認しましょう。

マスクを外すとき、廃棄方法にも注意が必要です。
使用後のマスクの外側にはウイルスがついている可能性がるため、フィルターを手で触らないよう耳紐を持って外し、マスクの内側を表に折る、またはそのまま蓋付きのゴミ箱に捨てます。蓋がないゴミ箱の場合、ビニール袋に入れ、口をしっかり結んでゴミ箱に捨てます。
マスクを廃棄した後は手にウイルスが付着している可能性もあるため、しっかりと手洗い・消毒しましょう。

■役立つインフルエンザの予防法はこのサイトにも>>インフルエンザ撃退術<<